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泰明小学校の「ワタシの一行」

取り組み事例の詳細

苦しみに抵抗するのではなく、苦しみを認めて身をゆだねることが、パニックを脱出する近道。

ぼくがこの一行を選んだ理由は、「苦しみを認めて身をゆだねる」というところにおどろいたからです。そして、逆のことを考えたほうが何に対してもいい、とも書いてあったので、そういうふうにやってみて、やっぱりそのとおりだなと思いました。ぼくは今まで、苦しみに直面した時は何日もぐちを言っていましたが、次に苦しみに直面したときは、ぼくも苦しみを認めて身をゆだねてみたいと思いました。

阿部祐士

一人の生きている人が『どんな人間であるか』なんていう質問に対して、客観的な答えがあるでしょうか。

『レベル7』

宮部みゆき/著

447ページ

人はみんな自分なりに生きているので、それに対して、『人にどのように見られているのか? 客観的な答えがほしい』ということはできないことが、本を通してわかりました。この一行に出会って、だれかに良く思われたり、特別に思われたりしなくても、自分らしく、自分を信じて、生きていくことは悪いことではないと思いました。この一行を読んだことによって、自分の生き方について考える機会ができました。

五十嵐理彦

いいだろう。おれが、あんたの予見した死の運命を変えてやるよ。

この本では、少女の夢の中でおきた殺人事件が現実となります。人の死を予見するその少女は探偵の少年といっしょに、殺人事件が現実となるのをなんとか止めようとします。これまで、運命は変えることはできないし変わらないものだと思っていました。しかし、この本を読んで、運命は人の手によって変えられるものだということがわかりました。変えたいと思い行動に出れば、かん単ではないけど少しずつ運命は変わっていくものではないかと思います。これからは、なんか無理だなぁと思ってもあきらめるのではなく、自ら行動に出て、何が出来るのではないかと考え方を変えて行きたいと思いました。この本には、まだ2冊の続きがあります。なので残りの2冊も読んで、新しい発見をふやしていきたいと思います。

池田知哉

病院で息を引きとらぬ者は、夜ごとの空襲で死んでいく。

『海と毒薬』

遠藤周作/著

46ページ

ぼくがこの一行を選んだのは、病院で息を引きとらず復活した人々が夜におこる空襲で死んでゆくということがとても、かわいそうだと思ったからです。そして、この本を読んで、生きた人を生きたまま殺すことがとてもざんこくなことだと思いました。生きたまま殺すということは、人殺しと同じことです。しかし、昔ではあたりまえだったのかもしれません。それは、昔の日本は差別問題が多かったからだと、ぼくは思いました。この「海と毒薬」という本を読んで感じたことはいろいろあります。この本は人体かいぼう実験などのお話が出てくるおそろしい話ですが、おもしろい場面も出てくるのでいい本だと思います。また読む機会があったら読んでみたいと思いました。

石塚紀大

あんとき、ぼくが何が一番腹が立ったかというとみんな言わせたがるんですよ!『勝負したかったんです』って!

1992年8月16日、夏の甲子園二回戦星稜対明徳義塾戦のピッチャー河野和洋投手が、この本を書いたスポーツライター中村計さんに言ったこの言葉が心に残りました。当時、星稜高校の選手だった元ジャイアンツ、ヤンキースの松井選手を五打席連続敬遠した時にマウンドにいた河野選手は、言っていないことを新聞やテレビで言ったように報道されました。本当に言葉にしていないのに「目が語っていた」とか「うなずいた」とか、いかにも言ったかのようにしてしまう大人はこどものいじめよりひどいと思いました。あこがれの甲子園で勝ちたいのは当たり前だと思います。勝つために監とくから言われたことをするだけです。その時の気持ちは本人にしかわからないから第一章の失望のところで河野選手の本当の気持ちが書いてあります。今は指導者になった河野さんのチームがかつやくするといいなと思いました。

石塚佳規

すまねえな、《鬼火》

『もののけ、ぞろり』

高橋由太/著

25ページ

ぼくが、この一行を選んだのは、主人公の伊織と弟の《鬼火》が山で野犬におそわれて、伊織が《鬼火》を守るために落ちていたぼうきれを使って命がけでたたかい、また、自分の力がつきるまで、勝てるかもしれないという希望を持ってたたかい続けた事にとても感心したからです。伊織が弟のために命をかけたことに、とても感心しました。ぼくも人にやさしくでき、いつも希望を持って生きるような人になりたいと思いました。

稲澤慶大

これから自分は、5回敬遠しても不思議ではなかった、そう言われる打者にならなければならない。

5回も敬遠されたら、ふつうは相手ピッチャーをうらんだり、にらんだりするが、松井選手は、そのようなことをせず、5回も敬遠されて当然と思われる打者になろうと決心しているところがえらいなと思いました。しかし、チームは負けてしまったのでかわいそうだなと思いました。明徳の選手は、甲子園で優勝することが目標のために色々と作戦を練ってきましたが、松井選手の目標は、甲子園で優勝する以外にも色々と高い目標を持っているから、このような態度がとれたのだと思っていました。僕は、サッカー選手になりたいという夢を持っています。松井選手のようにいやなことがあっても相手に怒らず、自分を、もっともっと成長させて、松井選手のように一流になりたいです。

祝園了輔

泣きもする。喚きもする。それでもいつかやがて、ゆっくりと、わたしたちは現実を受け入れていく。そしてそこを土台として次のなにかを探す。探すという行為自体が希望になる。

『流れ星が消えないうちに』

橋本紡/著

332ページ

ぼくがここを選んだ理由は、こい人をなくしたことを受けいれるために泣きもする喚きもするけど、こい人がなくなったことを体に受け入れさせて、そこを土台として次のなにかをさがしていこうと思ってる主人公がすごいと思ったからです。ぼくは、ものすごく大切なものを友達にこわされてかなしくて、すごくないて、すごくわめいたことがあります。さいしょは受けられなかったけど、だんだんできていったのが少しこの本の主人公とにているなと思い、この一行にしました。

内田皓己

わたしたちの頭上を、加地君が作った夜空を、無数の星が流れていった。

『流れ星が消えないうちに』

橋本紡/著

335ページ

夜空を無数の星が流れる。この一行から、すごくきれいな景色が頭に浮かびました。ぼくも流れ星を見たことはあるけど、一度にたくさんの流れ星をみたことがないので、見てみたいです。

金子龍之介

それまでは自分の力で書いていると思っていたんだけど、どう考えてもこれは違う、自分の力じゃない、神様が助けてくれているなァ、という事に気づいたんです。

『さくらえび』

さくらももこ/著

238ページ

漫画家を目指すぼくにとって、この一行はとても心に残る言葉でした。ぼくは漫画を書いているときに、このような体験はないので、これからこういう体験をしてみたいと思います。そのためにも漫画の練習を頑張ります。

川上公成

たとえむだであってもですね、君も人間として、心の底から人の前に頭を下げたらどうですか。それはこの際必要なことじゃないんですか。

『塩狩峠』

三浦綾子/著

326ページ

この1行を選んだ理由は、たとえ無駄であっても、やってみなくちゃわからないという、世間でよく使われるいわゆる「名言」の響きを感じられ、この内容が、とても素晴らしく、美しいと感じられたからです。またこの名言にかなりの衝撃を受けたため、この衝撃を伝えたいという気持ちも選んだ理由の中にあります。僕は、大袈裟に、言いますが、それほど、「おっ、これはすごい。教訓が二つもある!」という気もちが伝えたいんです。この一行を読んで、恐らく、多くの方々が「あまり、良いとは、思えない」と思うでしょうが、この世のシステムの教訓があって、素晴らしいと何度も繰り替えして言いますが、素晴らしいです。なので、この一行にしました。とても単刀直入ですが、ご容赦ください。

河原輝通

引き継ぐこの瞬間に、目を閉じていても光が感じられるほど温かい場所にいられること、今日がその日だということが、誰かからの祝福のように感じられた。

『ツナグ』

辻村深月/著

433ページ

ぼくはこの本を読み終わったときに、とても感動しましたが、この1行を読んだ時が一番感動しました。なぜだかはっきりはわからないけれど、自分の胸の中に印象深く残っている一行です。

竹熊雄太

人気モノでいるためには、負け犬になれ。

この一行に出会うまでは「人気者は基本的に世間の人に好かれているから人気」なのだと思っていました。しかし、この本を読んでからは、人気者は上記のような人もいるけれど、基本的にみんな努力して、負け犬になって人気者になっているのだと知って感心しました。つまり、努力をすれば報われるというのは正しいのだと分かりました。僕もこのように負け犬になって努力をして受験勉強に取り組みたいと思います。

鳥羽海正

そういうわけで私は阿呆たちのことをひととき忘れ、お気に入りの水玉ブリーフ一丁となって、宇宙の中央で阿呆ダンスを踊る。激しく、大胆に、艶めかしく。

『四畳半王国見聞録』

森見登美彦/著

62ページ

四畳半王国ってなんだろう。なんだか夢がありそうでいい。ぼくの家にも座敷がある。六畳間である。四畳半はそれより、せまい世界だ。そこに偉大なる王といったって、一人だし、大学生のお兄さんが一日中ぐだぐだ忘想をめぐらせている。ぼくはだんだんつまらなくなってきた。やめるか。でもまだ途中だからなあ。よし、読んでやる。読み進むうちに、どうやら四畳半王国の“余”の他にも阿呆が、いるらしい。京都鞍馬山で修行の旅に出て、猪に出くわしくて、逃げまわるシティボーイ。へんな名前の温室の果実をほおばるヤモリぎらいの淀川教授に単位をねだる学生。ここまでくるとぼくは声を出して笑ってしまっていた。そしてこんな民にかこまれながら、“余”はお気に入りの水玉ブリーフで阿呆ダンスを一人踊るものである。ぼくは、この本のとりこになってしまっていた。

中尾太一

彼が言った。生真面目な口調で一語一語はっきりと。「死んだ人間と生きた人間を会わせる窓口。僕が使者です。」周りの音の一切、目の前の大通りの車の音でさえすべて断ち切るような彼の声を、私は呆然と聞いた。

『ツナグ』

辻村深月/著

11ページ

この一行から、この話の中心人物である使者(ツナグ)のやっていることや彼の性格がよく分かります。すべてを断ち切るような声とはどういう声なのか、音量が大きいのかそれとも不思議な声をしているのか、とても気になりました。この一言で物語が始まっていくように感じられるので、選びました。

中村健吾

空飛ぶ路線バスの感覚は、日本の空にも広がってほしい。それは同時に、旅というものの復権でもあると思っている。

『格安エアラインで世界一周』

下川裕治/著

287ページ

日本は、交通きかんを使うことが多い。その中で、旅客輸送で、急速に発達してきているのは、飛行機だ。もちろん、一位というわけではないが、ほかのものとくらべると、発達している。それは、LCCという格安航空会社が発達したからかもしれない。最近は、外国への旅行も少なくなく、また、会社の仕事で行く人も多い。旅行は、旅行会社を使うかもしれないが、仕事で行く人は、LCCを使うのだ。こうして、飛行機は発達してきたのだと思う。しかし、まだ日本では、LCCが発達していない。そのため、LCCを日本にとり入れて、日本を進化させたほうがいいと思う。

福士琳

日本もえらくなったものだ。あたりまえのふねがくるところじゃない太平洋のまんなかの無人島へ、日本船が二隻も集まったのだ。そして、一隻は難破、一隻はその助け船。これはまたふしぎなまわりあわせになったものだ。

『無人島に生きる十六人』

須川邦彦/著

238ページ

ぼくがこの一行をえらんのは、日本がやさしい、いい国だと思ったからです。この一行には、ふつうはくるはずのない太平洋のまんなかの無人島に日本船がさがしにきたことがかいてあります。そんな日本はとてもいい国だということが、この一行からよみとれました。

山口昂太

海は自然を超えた、驚くべき存在を担っているのです。

『海底二万里(上・下)』

ジュール・ヴェルヌ/著、村松潔/訳

上巻162ページ

このネモ船長の言葉は、海のすばらしさがよくわかる言葉だと思います。海とは地球の10分の7をおおっていて、その海には鉱物、植物、動物の3つが含まれています。これによって海は自然にあふれていると言えるのです。このことに気づいたネモ船長の気分はどれだけ良かっただろうかと思います。

萬木健人

親子の絆はへその緒でも卵の殻でもないことも分かった。

『卵の緒』

瀬尾まいこ/著

81ページ

この本の内容は、捨て子の「子」とその「母」の、強く確かな絆を描く話です。私がこの一行を選んだ理由は、二人のつながり、絆は目には見えないという意味がこめられていると思ったからです。つながり、絆は目に見えないというのはなんだかすてきだなと思いました。私には、お母さん、お父さん、弟がいます。家族四人の絆が目に見えないところで強く確かなものになっていると思うと、なぜかうれしくなりました。絆というのは人と人とを結ぶ糸のようなもので、絆が深くなるほど糸は太くなり切れなくなることなのかなと思いました。これから絆についてたくさん考えてみたいです。

一乘瑳来

小さな頭に頬ずりすると、三つめの命はもう一度「にい」と鳴いた。

『陽だまりの彼女』

越谷オサム/著

335ページ

私がこの一行を選んだのは、本のいちばん最後にこの文があって、とても心に残ったからです。これまでの悲しい気もちが一気にふっとんだ感じがして、とても感動しました。うれしいような、切ないような感じがまざって涙が出ました。私はこの一行で本の印象が変わったと思います。本の中から選ぶならこの一行だとすぐきまりました。理由は先にも書いてあることもそうだけど、読み終わった時には猫が本当に近くで鳴いた気がしたくらいです。私はこの一行がやっぱり一番大好きです。

井上葉那

恐れながら、泣きながら、進もうと思う。

『流れ星が消えないうちに』

橋本紡/著

332ページ

突然の事故でなくなった恋人の加地。奈緒子は、加地の死のせいで他人の死を知るのを恐れるようになった。けれども奈緒子が自分にささやいた「恐れながら、泣きながら進もうと思う。」という言葉で、私は、勇気づけられた気がした思いました。そして、本の題名の「流れ星が消えないうちに」のように、最後のページで、奈緒子が加地の事で流れ星に願っていたところも心にのこりました。

岡本優衣

果たしたくても果たせんかった夢やな。プロ野球選手になりたかったけどケガをして野球そのものをやめてしもたとかな。果たせんかった夢の未来やからきれいに輝いてるんや。これは夢の色、夢の輝きやな。

『下町不思議町物語』

香月日輪/著

187ページ

私がこの一行を選んだ理由は、本を最後まで読んだ後思いかえしてみて、一番あたまにのこっていた一行だったからです。理由はもう一つあります。それは「果せんかった夢の未来やからきれいに輝やいてるんや。これは夢の色、夢の輝きなんや。」という言葉に感動したからです。形にはなっていないと思うけど、実ざいしていると思います。これが私が一行を選んだ理由です。

片桐ひより

生きてるって、なんか、すごい――。

『星のかけら』

重松清/著

234ページ

私がこの一行を選んだ理由は、命の大切さや、自分が今生きていることがとてもすごいことであることを、改めて感じることができたからである。本の中で、主人公の親友である女の子が、「人間ってさ、みんな、ぎりぎりのところで生きてるんじゃないかって気がするの。」と言っている。私も、そうだなと思った。テレビでも、たまにトラックなどにひかれて、亡くなってしまうニュースを見る。私は、その時、「あと一秒でも早かったり、遅かったとしたら助かっていたのかな。」と、いつも思う。だから、私も、そして私の周りにいる人たちも、もしかしたら死んでしまうのかもしれないと思った。普段いつも遊んだり、話したりしている友達との時間は、一秒一秒、大切に過ごすべきなのだ、ということをこのお話を通じて、実感することができた。

菅原瑶

不都合でなければ、通帳を拝見したいのですが。

『アクセス』

誉田哲也/著

383ページ

私は、もともとちょっと怖い本がすきです。この本でも、なにげなくつよい口調でいっているところでは、心がドキドキ、ワクワクになります。そんなことをいわれたら、いわれた人はどう反応するのかという、ドキドキ感です。ワクワク感のほうは、それをもし自分がいったら、どんなきもちになるのかというワクワク感でした。こんなにおもしろい本を読んだのはひさしぶりで、とてもたのしんで読めました。

鈴木美咲

殺人者は赤い手をしている。しかし彼らは手袋をしている。

『儚い羊たちの祝宴』

米澤穂信/著

87ページ

私がこの一行を選んだ理由は、二つあります。一つ目の理由は、この言葉は、表の顔は大手製薬会社のあとつぎ、そしてうらの顔は殺そうとおもえば人を殺せる人間の言った言葉なのです。だからそういうところがスリリングな感じでいいと思いました。やがてこの言葉をいった人の兄が世を去る前に絵をかきます。その絵ははじめはむらさきですが、あとから朱に変わるという工夫があります。そして絵の主人公の手にはむらさきの手袋をした絵をかきました。だから主人公の手は赤くなるのです。そう、兄をころしたのはこの主人公、内名あまりという少女だったのです。だから、この絵をかくときに兄の早太郎は自分を殺すのがだれかをわかっていたのです。それが、この一行を選んだ二つ目の理由です。

髙橋愛

人間ってのは、身近なものの死しか感じることも悲しむこともできないないんだよ。

『ツナグ』

辻村深月/著

441ページ

この一行に出会った時、様々なことが思いうかんだ。どれだけ願っても人間という生物は絶対いつか死んでしまう。「ツナグ」は生きている意味と死んでしまう意味の両方を教えてくれた気がする。もしも、人間がずっと生きられる生物だとしたらどうなるのだろうか。メリハリがなく、とてもつまらない人生になってしまい、生きることの意味を失ってしまうだろう。だから、日々流れていくすべての瞬間をもっともっと大切に生きていこうと思う。家族をもっともっと大事にして人にやさしくしよう、と「ツナグ」を読み終えた瞬間、私はその場で心にちかった。

田川采佳

死んだ人間と生きた人間を合わせる窓口。僕が使者です。

『ツナグ』

辻村深月/著

11ページ

私がこの一行を選んだ理由は、私が産まれる前に亡なったおばあちゃんに会ってみたいと思ったからです。もし、使者(ツナグ)が、死んだ人間と、生きている人間を会わせる窓口なのであれば、私は絶対に行きたいと思います。読み始める前に『ツナグ』という題を見て「ツナグ」ってなんだろうと思いながら本を開きましたが、読み始めると「ツナグ」ってどんな人でどんなことをしているのか知りたくなりました。私はこの一行を読んで「ツナグ」のことがよくわかりました。そして、先の話がもっとはやく読みたくなりました。

椿真里佳

年とって分かったことのひとつは、考えには結論というようなものは無いにひとしいということである。

『ひとり暮らし』

谷川俊太郎/著

81ページ

「考えには結論というようなものは無いにひとしい」というのは、みんなそれぞれ同じ考え方ではないということだと思います。たとえば、算数の授業や国語の授業のときに、わたしたちは、一つの答えに対して、いろいろな考えを発表し合います。一つの考えに向かっていろいろな考え方をするのは、一人一人の自由だと思います。いろいろな考え方があって、それを聞くのがとてもおもしろいのです。だから、私も、考えには結論というようなものは無いにひとしい、と思いました。

永井明瞳美

今日がその日だということが、誰かからの祝福のように感じられた。

『ツナグ』

辻村深月/著

433ページ

今日生きるということ。そして明日がくること。それは普通であって、あたりまえなのかもしえない。しかし、この一行を読んでそれは、生きているからこそできることなのだと思った。また、誰かからの祝福のように感じられる、という言葉。自分ならば誰と会うことを願うのか、それはその人からの祝福なのだろうかということを考えさせる一行だった。

長沼祐里

「実加!私よ!」お姉ちゃん――? お姉ちゃんの声? 私、もう死んじゃったのかしら?

『ふたり』

赤川次郎/著

49ページ

死んだはずのお姉ちゃんの声が、ふと実加の耳に聞こえてきて、実加は、もう自分は死んでしまったのか、あの世へいってしまったのかと思ってしまいます。もし、その前のシーンでジャンバーの男が実加をおそおうとしなかったら、お姉ちゃんは実加の中に住みつくことはなかったかもしれない。そんな「分かれ道」のような場面なのがおもしろいな、と思ってこの一行を選びました。

福澤奈都美

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中高生に絶対おすすめ!「厳選」新潮社文庫セレクション

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